男からみたセックスレス

セックスレス6年で感じたことなどをだらだらと。なお、12年目に突入しています。

最初の話し合いを終えて。

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さらっとパートナーからのアンサーを書きました。

自分で言うのもなんですが、良き彼氏、良き夫、良き父親を常に意識していましたよ!
やっぱり好きでいてほしいじゃないですか。そりゃ。

嫌なことすれば嫌われる、当たり前です。
で、その嫌なこと=「相手を誘う・触れる」になると、嫌われたくないので触らなくなるんですよね! 思いやり力発揮だぜ!

((結果))

オッシャ! セックスレスの完成だ!

 

僕が感じたこと

本人も言っていましたが、やっぱり甘えなんですよね。
これはよく男性が責められる「釣った魚に餌をやらない」に近くて、「婚姻しているんだから、何があっても愛しているだろう」という根拠の無い安心感だと思います。
実際、ぎくしゃくしているわけでもない生活を送っていて、根拠の無い安心感を持っていると、どんどん相手に無頓着になってしまうのだなと思いました。

無頓着になるとどんどん相手への関心が低下して、シリアスに考えられなくなる。そうすると、様々なことが後回しになった結果、6年が経過したんだなと。

僕に対しては、全く不満はなかったそうです。
なんでもしますからね。笑顔でOK! が基本ですし。怒らないですし。
良き彼氏、夫だったそうです。

そこらへんは良かったです。。

 

産後クライシスが原因かもしれません

二人目を妊娠したときからなくなったので、産後じゃないのかもしれませんが、そのあたりの要因もあるかもしれませんね。

ネットなんかでは「ウチではこれで克服した」という記事をよく見かけますが、そういう記事は読むと辛かったです。
克服した理由はこれ! って書いてあるんですが、そんなことやってるんですよね。
それでもダメだったら、どうすればいいのかって思いました。
あとは、自分を責めるんですよ。

「至らない所があったんじゃないか、直せるところはないか。この人はうまくいったのに、自分はなぜ?」

うん、あなたはきっと間違っていない。
今の僕なら悩んでいる人に、そう声をかけたいです。

また、産後クライシスに書かれた記事の多くが、「女性は産後、別人化する。それはホルモンバランスが変わるから」「夫への愛情は薄れる。それは当然」という論調です。
わかります。わかるんです。

ただ、それに納得できないわけじゃなくて、戸惑って苦しんでいる男性もいるということも理解して欲しいです。

産後クライシス以降、夫への愛情が戻らない妻が多いとの記事も見ます。
そして、多くがそこに男性の努力が必要だと書かれています。そこに書かれている男性は、たいてい「鉄でできていて死なずに頑張り続ける物質」です。

記事を書かれている人に言いたいのですが、そんな男性はほとんどいません。

誘って断られたら、落ち込み、臆病になってしまう、そんな弱い部分を持った人間があなたのパートナーです。

夫からは無条件で愛されていると思い込んで、「それが当然」という態度を取っていると相手に決断されることもあります。
決断されると終わってしまうこともあると思います。

「結婚はパワーバランスが重要、どちらか一方が上」という考え方だと、早くに終わってしまうんじゃないかと思います。

妻は一人目を出産する前、僕に「子どもが生まれると、あなたの愛を失うんじゃないかと思うと怖い」と言っていました。

結局失ったのは僕の方でした。

男女差あるのかもしれませんが、男性は子どもができると、今までの妻への愛情プラス子どもへの愛情という足し算タイプが多いように思います。
女性は、愛情の総数が決まっていて、子どもが生まれると夫への愛情が子どもへの愛情に変わるんだろうなと思います。

どっちが優れているというわけでもないですし、子どもを守るという防衛本能もわかります。
ただ、男性は単純なんですよ。大好きな妻が、大好きな子どもを産んでくれた! 最高じゃん! って思っているだけなんです。だから、自分への愛情がなくなると戸惑うのかなと思います。(あくまで感想レベルです)

 

相手からの話などで僕が今感じていることは後日です

真面目なこと書きすぎて疲れたああああああああああ!
今感じていることについては、後日書きます。

それはさておき、今はすごく大変なことになっていますが、現在のパートナーと同棲していた時の思い出を。
子供の時、フルーチェを買ってもらえずに悶々していたので、大人になって初フルーチェ
フルーチェに飢えていたので、一箱全て使って大量のフルーチェができたんです。
当然飽きるわけですよ。
それを当時彼女だったパートナーが、「仕方ないなぁ、欲張るからだよ」って一緒に食べてくれたんですね。

何が言いたいかというとですね。

僕は、こういった小さい幸せで良かったんです。

お金があるとか、時間があるとか、そういうのも大事なんですが、ただ、仲良くして二人で笑い合いたかったですよね。少しいちゃいちゃしたりして。

付き合って10数年、定義でいうセックスレスは結婚生活の半分以上でした。

子どもたちのことは愛しているんですが、「もし子どもたちがいなければ、仲良し夫婦だったのかな」って思うと辛いです。
離婚を切り出す前、今回伝えるためのメールを考え始めた時から「どうしてこんなことになったのか」という想いと、同棲していた時の楽しい思い出が入り混じって、涙がでることもありましたね。
センチメンタル!(バスではない)

話し合いをしてわかったこと。

スマホからですよ!
なかなか書く機会がないです!

話し合いでわかったこと

いったいどう思っているんだろう、すごく気になっていました。

・メールを読んで
一度読んでから、怖くて何もできなくなった。
自業自得、優しさに甘えていた自分を責めた。
怖くて繰り返して読むことはできなかった。

・拒絶したときの気持ちについて
ものすごく悲しい顔していたのは気づいていた。
ただ、ここまで何も接触なくなるとは思っていなかった。
いつまでも求めてくれると思っていた。甘えていた。
自分がされたらと思うと同じように触れなくなっていたと思う。
自分からは誘えないくせに、拒絶なんてとんでもないことをしてしまった。

・6年なかったことについて
この人、どうしているんだろうと思っていた。
こちらから拒絶した手前、歩み寄れなかった。断られるんじゃないかと思うと怖かった。
話し合いしたときに離婚事由になると聞かされていたが本気にしなかった。
悲しさや辛さについて、感じてはいたが真剣に考えなかった。

・恋愛感情について
子どもたちをいっぱい愛してくれているのは感じていた。
これは、私を愛しているからしてくれているんだと思っていた。
甘えていた。

・不満はあったのか
何もなかった。
優しい人だし、何一つ文句言わずなんでもしてくれる人だったから、甘えていた。
いつでも笑顔で優しくしてくれていたから、全てを当たり前に感じていた自分がいた。

・恋愛感情がなくなったことについて
いつでもいっぱい愛情表現してくれていた。
あなたは付き合った時から何も変わらなかった。
何も考えずに拒絶した自分が悪い。変わったのは自分だった。
できることはなんでもする。もう一度好きになってもらう。

・死にたいと思っていたことについて
冗談だと思っていた。
泣き言を言わない強い人だったから、真剣に考えられなかった。
なんのケアもしなかった自分がばかだった。

・新しいパートナーを探したいということについて
絶対に嫌。
この人の笑顔や優しさを他の人に取られたくない。
あなたなら、どんな子だろうが好きなる、それだけ魅力的な人。
見つけないでほしいし、他の人に見つけてほしくない。

・全て今更になってしまったこと
全て自分が悪い。後悔しかない。
失うまで気づかない自分の馬鹿さに悲しくなる。
6年もなければ気持ちを失うのは理解できる。
絶対に離したくない。
愛している。離れてほしくない、離さない。


とのことでした。
なんか僕自慢みたいになってますね! ぐへへへ!
僕の気持ちは後日!

話し合いの前に伝えたこと。思っていること。

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うおおおおお!
何が正しいかわからない! それが! セックスレス

全国数十万のセックスレス夫妻のみなさん、こんばんは。
話し合いしています。ナウ。

 

思っていること

題字では後回しになっていることだけど、先に伝えます!
というか、先を越されたあああああああああ!
そんな感じ。

blog.plutan.org

この方のおっしゃるとおり。言語化するとこれです。

セックスレスで苦しんでいる人への意味不明アドバイスに対するアンサーになっています。
僕もたいがい調べてきましたが、まるで役に立たないアドバイスをしている人多いです。

1位:自分磨き
2位:相手の立場に合わせたセックス
3位:趣味に生きろ

先に書かれているのでアレなんですが、これを言っている人のほとんどが、セックス=性欲の発散だと考えている人なんですよね。

それが間違っているとは思わないんです。
そういう価値観の人もいて当然ですし、中高生とかだったら間違いなくセックスってそうなんだと思います。やりたい盛りとかそういうのって、そうですよね。
僕は違いましたが。

言及してくださっているブログにも書かれていますが、セックス=特別なコミュニケーションなんですよね。
僕にとってパートナーは特別な人間なんです。その特別な人間にしか見せないコミュニケーションがセックスだったんです。
そのコミュニケーションを拒絶されると本当に辛いです。
セックス=性欲派の方には理解しづらいことだとは思いますが、この性的な接触を拒絶されるのは本当に辛いんです。性欲だから湧き上がるたびにチャレンジしたらいいってわけじゃないんですよ。
僕の中でも、もちろんセックス=性欲という側面も理解できます。
だからこそ、性欲という側面を含んでのアプローチを拒絶されると、恥ずかしいし、辛いんですよね。
うへへへ、セックスレスで悩んでいる男性全員が性欲モンスターじゃなくて申し訳ないです、ぐへへへ。

なんだったら、性欲ナイーブ派。デリケートゾーンです。おかしな事書いてすみません。

こちらの人は踏み込んでいませんが、セックス=コミュニケーション派(たぶん、大多数のセックスレスで悩んでいる人はこちら)とセックス=性欲派とは、平行線なんですよね。
そして、世の中の多くの人は、セックス=性欲と考える人が多いと思います。そこも理解はできるので、なんとも言えないのですが。
難しいです。
でも、男女問わず僕のようなコミュニケーションとしてのセックスレスで悩んでいる人は、コミュニケーション寄りの考え方の人のブログなどを見ると、少し心が楽になるのではないかと思います。

 

話し合いの前に伝えたこと

今日の本題というか、いや、これ書かないと始まらないでしょう的な。

前回の失敗はなし崩しにセックスして、ほとんど辛さを伝えられなかったこともあって、今回はメールで先に送りました。
反省を活かす! それが社会人!
ちなみに前回の話し合いですでに「離婚事由になるんだぜ?」ということは伝えました。

今回伝えたのは、

・拒絶されるのは本当につらい。自尊心とかそういうものはもうなくなってしまった。君の夫だという自負すら奪われてしまった
・拒絶されてから、「断れたら」と思うと誘うことができなくなった。心が折れてしまった
・寂しさと孤独感、虚無感から、ゆるやかに死を考えている
・それでも生きているのは、子どもたちのためだけだった
・僕の何がダメだったのか。気付かないうちに傷つけていたのか
・6年という歳月は長すぎた。遠くなりすぎて恋愛感情を失ってしまった
・性的なものを失ってから、心が離れていってしまって、何も言えなくなってしまった
・再び恋をしたい。新しいパートナーを探したいと思っている
・家庭生活については不満はない、感謝しかない。
・同棲していたときは、本当に楽しかった。今でも思い出すと、楽しい気持ちになるのと「どうしてこうなってしまったのか」が混じってつらい
・何もかも「今更」になってしまった

ということです。
あとは子どもに対する思いなど。
書き出すだけで長いんですが、出会って10数年、そうなると本当に短く簡潔に伝えるには感情が多すぎて無理でした。
数千字のメールです。危ない人レベル!

 

離婚というカードを切ること

これ、セックスレスをしている人に伝えたいんですが、離婚カードを切るときはもう戻れないところに行っている可能性が高いです。
切られた時は、相手側に相当の覚悟があります。覚悟完了

僕の場合なんですが、自分が我慢をして子どもたちのために頑張る! ということを思っていたんですが、虚無感や孤独感からくる死にたいという気持ちを自覚してから行動に移りました。

我慢という時点でお察しなんですが、もうパートナーとセックスしたいと思っていなかったんですよね。
だから、理由はセックスレスなんですが、解決策がセックスレスの解消ではなくなっていました。

セックスレス解消のために僕が頑張るというフェーズはとっくに過ぎていて、死ぬのはなんか違うから離婚というフェーズだったんです。
恋愛感情はなくなって、別に触れたいとも思っていないですし、当たり前ですがセックスしたくなくなっています。
だから、パートナーが仮に離婚を回避したいと思ったとしたら、解決策はセックスレスの解消ではなく、僕の気持ちを恋愛感情に戻すということになるわけですね。

セックスレスにアドバイスしている人たちは、基本スタンスが、セックスレスされている人に対して「惚れさせろ!」だの「自分を磨け!」「自分本位のセックスをやめろ!」とかが多いんですが、離婚レベルまで行っているとまるでアドバイスになっていないんですよね。

「いやいや、もうおれいいし。なんでそんなことしないと駄目なの?」

僕がその手のアドバイスを見た時に思ったのはこれでした。
セックスレス離婚を回避努力するのは、カードを切られた側であって、切った側もしくは切ろうとしている側はもう努力する必要はないと思っています。

何もセックスレスしている側だけが上位であるはずないんですよ。
されている側としている側、あくまでフェアです。
結婚して上下関係のような「選択権は自分にある」発言って、デリカシーどころか相手を尊重する姿勢がないと思います。逆にすげえな! って思います。
そういう人は本当に離婚カード切られても、そういう態度でいられるのかなぁって思います。

 

僕が今回こういうブログを書こうと思ったことの一つに、「惚れさせる」「自分磨き」を頑張っているのに「自分本位のセックス」まで行けない人に向けて書きたいなと思ったのがあります。

現在、話し合いの段階ですが、伝えたことに対しては全て答えをもらっています。
話し合いも全く思っていた展開ではなかったので、それについても後日書きます。

そして、たくさんの方が閲覧し、いろんな形で言及してくださっていることに感謝しています。もしお会いすることがあったら、立ち食いうどんを奢りたいです!